用意するもの
最低限、ケージとエサ・水入れ、トイレが必要です。
ケージ
ケージの大きさは60cm×45cm程度の大きさが適しています。音に敏感なうさぎが落ち着いて生活できるように、テレビやスピーカーにあまり近くなく、直射日光の当たらないような置き場所を用意してください。
また、うさぎは縄張り意識が強いため、多頭飼いをする場合は1羽につきひとつのケージが必要です。
引き出しトレイになっているものが、日々のお世話がしやすくおすすめ。
ケージにはエサ(ペレット)入れ・牧草入れ・給水器・マット・トイレ・ペットシーツをセットします。
エサ・おやつ
基本のエサはチモシーなどの牧草です。ペレットはあくまで栄養を補う程度。
ペレットは、基本的にはペットショップで食べていたものをそのままあげます。もし違うペレットに変える場合は、グルテンフリーのものがうさぎの体への負担が少ないです。
また、おやつは必ずしも必要ではありません。ペットショップではうさぎ用のおやつがたくさん売っていますが、あまり与えると太ってしまって病気の元にもなります。
どうしてもあげたいときはここぞという場面だけにして、できるだけ与えない方が望ましいです。
日々のお世話のしかた
基本的には、
・朝:エサと水を取り替え
・夜:部屋で散歩させている間にケージとトイレの掃除
という流れで世話をします。
うさぎは夜の方が活発なので、夜に部屋で散歩(部屋んぽ)させる人が多いようです。
ただ、人によってはエサを朝と夜に分けて与えたり、日中に散歩させたりしています。それぞれのライフスタイルに合わせたやり方で大丈夫です。
気をつけること
はじめてうさぎが家に来た時には、こんなことに気をつけましょう。
大きな音を立てない
よく知られているとおり、うさぎはとても耳が良く音に敏感です。くしゃみをしただけでビクッとなるほどで、子どもの高い声や、何かを落とした音も苦手。
とくに赤ちゃんうさぎの場合は、ビックリするとショック死してしまうこともまれにあるので、暮らし始めた最初のうちはなるべく驚かせないように気をつけましょう。一緒に過ごすうちにだんだんと慣れてきます。
噛むこともある
おとなしいイメージうさぎですが、個体によってはとても気性が激しいです。不機嫌なときに手を出すとガブッと噛んできたり、うさパンチを繰り出してきます。
小さいお子さんなどは不用意に触ってしまうこともありますが、顔の前にいきなり手を出さないようにしましょう。噛まれるとけっこう痛いです。
かじられるものを出しておかない
部屋の中を散歩させるときには、床の上に物を出しっぱなしにしないようにしましょう。
よくかじられやすいのが、本やダンボールなどの紙類、充電器などのケーブル類です。そのほかにも、洋服の上で穴掘り行動をして爪で穴が空いてしまったり、壁をかじって壁紙がボロボロになることも。畳やいぐさマット、木の椅子などもかじってしまいます。
うさぎのお腹に良くないこともあるので、部屋に出すときはかじられるようなものはしっかり対策しておきましょう。
部屋の温度管理に気をつける
ほかの動物同様、暑さ対策は特に気をつける必要があります。夏場は外出時でもクーラーは必須です。
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寒さには比較的強いですが、冬のピーク時にはヒーターなどを用意してあげてください。
意外とかかる病院代
予防接種が必要なく、あまり病気にならないイメージのうさぎですが、やはり飼っているとそれなりに病院に行く必要が出てきます。
よくあるのが爪切りで、うさぎの爪を切るのは少しコツがいる上に暴れて切らせてくれない子が多いので、動物病院で定期的に切ってもらう必要があります。爪切りだけなら1回1000円程度で、2ヶ月に1回ほど健康診断を兼ねて通う人も多いようです。
そのほかには、ちょっと高いところから飛び降りて骨折をしてしまったり、換毛期によくなる毛球症、メスのうさぎなら避妊手術が必要です。それぞれ病院や症状によって費用は違いますが、避妊手術の場合は4万〜8万円程度になります。
あまりお金がかからないと思っていても、予想外に大きな出費があるため、つねにそのリスクは意識しておくべきでしょう。